茶房 野の花@銀座

銀座・新橋

銀座には花屋さんがたくさんある。

その中でも「野の花 司」には他の花屋さんとはちょっと違った雰囲気がある。

並んでいるのは温室で育てた、形の揃ったお花ではない。野山や庭に咲いていたお花や野草、枝ものなど。

松屋銀座の裏通りにあるこちらのお店の前を通るたびに、あ。こんなお花の時期になったのか〜。と季節の変化を感じるのだ。

「野の花 司」の2階には「茶房 野の花」がある。

銀座で、お買い物などで疲れた時にひと息つくのにぴったりのこちらのお店で、今日は軽いお昼ご飯をいただくことにしましょう。

 

野山のごちそう

「野の花 司」の右脇にある階段をのぼるとそこが「茶房 野の花」。

小さなついたてが風よけに置いてあるけれど、お店はちゃんと開いています。

なんて静かなんでしょう。外の通りは買い物客や観光客でとても賑やかなのにここには心地よい静けさが保たれている。

 

素敵なマダムがメニューを持ってきてくださって、野草茶を勧めてくれる。

この野草茶がとっても美味しい。私はじつはあまり草の香りの強いお茶は苦手なのだが、素朴な香りのこのお茶はするすると喉を通って行く。

私が選んだのは「野山のごちそう」。素敵な名前のメニューですよね!

何がでてくるのでしょう。。

 

自然たっぷりの御膳

運ばれてきたのは、おにぎりが2つと野草の佃煮やお漬物。かわいいサイズのお椀。

さあ、順番にいただいてみましょう!

まずお椀はホタテのおみそ汁。アサリのお出汁もはいっているのかな?とても濃厚なお出汁。お味噌があっさりとしてぜいたくなお椀。

おにぎりは1つは赤米。もう1つは白米で見た目にもいかにもおいしそう!どちらもほんのりと温かく、もっちりとした美味しいおにぎりでした。

それから自家製の佃煮やお漬物がいくつか。

 

「みずの実」の佃煮

一番気に入ったのが「みずの実」の佃煮。独特のぬめりがあってシャキシャキとした歯ごたえがいい感じ。昆布出汁の香りがする。ちょっとお行儀悪いけれどお箸でするすると広げてみる。茎に実が連なっていてネックレスみたいでかわいい。

もうひとつは蕗の佃煮。

お漬物は「すんき漬け」。酸味が爽やかだ。植物性乳酸菌で発酵しているのでとても体にいいお漬物。

他にはカブの酢漬けが添えられている。

おにぎりにはお塩がまぶされていないので、順に佃煮やお漬物をつまみながらいただく。

 

その他のメニューは?

メニューは他にも色々あって、おにぎりに野菜の煮物が付いたセット、佃煮と日本酒のセットなどもある。

甘いものもすてきな品揃えで、あんみつや自家製のジンジャーエール、甘酒、さらにお抹茶に銀座銘菓の「空也」のもなかのセットなども。。

その中でも特に心惹かれたのは「そばがき汁粉」。お蕎麦屋さんのメニュー以外ではあまりお目にかからない。

そばがきはそば粉を熱湯で練り上げて茹でるのだ。私も何度か作ってみたことがあるが、熱湯で粉を練る。というのはなかなか大変なものだ。

そばの成分のひとつルチンには抗酸化作用がある。小豆に含まれるサポニンは、腎機能に働きかけたり、強い抗酸化作用を発揮するとともに中性脂肪を減らす効果もある。

そばがき汁粉は特に女性の体にはとてもよいひと品だと思う。

 

11月〜5月の季節限定メニューなので、次回はぜひともいただきたいな〜。

こちらで出されるのは、先ほどお茶を持ってきてくださったマダムともうお一人のスタッフが店内の小さなキッチンでお料理されたものばかり。

とても家庭的な雰囲気に好感が持てます!

 

野の花教室も

ちなみに、お盆にのせられたお花はお持ち帰りできます。

食後のお茶はお煎茶。こちらもおいしい!

ほっと食休みをしていると、先ほどの野草茶の香りがぷ〜んと漂ってきた。尋ねるとキッチンで野草茶を焙煎しているのだという。

野の花がいっぱいの花屋さんにしっくりくる香りだなぁ。

こちらでは野の花教室も開催しているとのこと。お花を活けて、さらにお食事をすれば野生の植物の息吹にたっぷりと浸ることができそうだ。

 

帰りに花屋さんを覗くと、お正月のお飾りが並んでいる。

餅花や寒椿や蝋梅(ろうばい)、ぼけなど、すでにお正月らしい植物でいっぱいだった。

和テイストのしつらえで新年を迎えるのも素敵ですね!

 

お店の情報

「茶房 野の花」

野草・茶花専門店 野の花司

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